クラウドサービスの今後の展望!クラウドへの移行が本格化!
“クラウド”という言葉をよく耳にするのではないでしょうか。
今ではクラウドに関連するサービスがさまざまな分野から提供され、クラウドサービスと認識していなくても知らずに利用しているサービスは意外に多いのです。
その「クラウドサービスは今後発展していくのか?はたまた衰退していくのか?」と、何となく気になりますよね。どんなサービスでも同じですが、一時的に注目されても次第にその人気も陰りがでて衰退していくケースはよくあります。
ということで今回は、クラウドサービスの今後の展望についてお話していきます。
1.クラウドサービスとは?仕組みや種類を簡単解説
そもそも「クラウドサービス」とは、インターネットを介して利用するサービスの総称です。
一般的な仕組みを説明すると、クラウドサービスを提供する事業者がインターネット上にサービスなどの空間を用意します。一般ユーザーは利用申し込みを行ったあと、インターネット経由でサーバーなどの空間にアクセスすることで、様々なサービスが利用できるようになるほか、各種データが保存できるようになります。
このように、基本はインターネットを介して利用するサービスなので、インターネット環境さえ整っていればいつでもどこからでも利用可能。機器の購入・設置が不要になるので初期投資が抑えられるとともに、利便性が向上することで業務効率化も期待できるのです。
また、クラウドサービスと一言でいっても3種類のタイプに分類されます。
- SaaS(サース):ソフトウェアを提供するサービス
- PaaS(パース):開発環境を提供するサービス
- IaaS(イアース):インフラを提供するサービス
この3種類のクラウドサービスの違いは「3種類のクラウドサービスの違いは?特徴を分かりやすく解説」で詳しく説明しているので、興味がある方は是非ご覧ください。
2.今後はクラウドサービスの時代に!クラウドへの移行が本格化!
今では様々な分野のクラウドサービスが数多く提供され、ビジネスからプライベートまで幅広く利用されています。そこで、クラウドサービスは今後も発展していくか?それとも逆に衰退していくのか?と気になる方もいると思います。
「MM総研」の調査では企業の既存システムは今後クラウドへの移行が本格化していくが予想されており、今後はクラウドサービスの時代になっていくことが考えられます。
ここからは、㈱MM総研が実施した『2019年国内クラウドサービス需要動向調査』の一部内容を抜粋してご紹介します。
同調査は、国内クラウドサービスの市場規模の2017年度(2017年4月~2018年3月)と2018年度(2018年4月~2019年3月)の実績と、2023年度までの予測、および需要動向に関する調査結果になります。
まず、2018年度の国内クラウドサービス市場は2017年度と比べると18%増の1兆9,422億円と驚きの発展を遂げているのです。この結果をもとに、MM総研での国内クラウド市場規模の実績と予測は以下のようになります。
(引用:MM総研|2019年国内クラウドサービス需要動向調査)
一目で分かる通り、右肩上がりで市場が拡大すると予測され、
パブリッククラウドは前項でご紹介したクラウドサービスを指し、プライベートクラウドは「オンプレミス」と呼ばれ、サーバーなどを導入(On)して、システムを自社内(Premise)で運用・管理することを指します。
多くの企業でパブリッククラウドへの移行が本格化すると予測され、オンプレミス型サービスの成長率は鈍化する見通しもでています。
情報化社会となった現代においてビジネスの場でもインターネットを活用してサービスが主流になっています。今後も新たな技術が開発され続けることが予測され、クラウド型サービスは発展すれど衰退することはないのではないでしょうか。
3.まとめ
今回はクラウドサービスの今後の展望として、MM総研の2019年国内クラウドサービス需要動向調査を引用してご紹介しました。
2018年度の国内クラウドサービス市場は2017年度と比べると18%増の1兆9,422億円と驚きの数字になっていますが、さらに2023年度には4兆4,754億円まで拡大すると、見当もつかないような数字が出されています。
この数字を見れば一目瞭然ですが、クラウドサービスは今後も発展を続けさらに便利なサービスが開発されていくでしょう。