(初心者向け)クラウドとは?仕組みや便利なサービスを紹介!
最近よく「クラウド」という言葉を聞くようになりましたよね。クラウドは英語で雲という意味ですが、現在はインターネット用語としても使われています。でもなんとなくクラウドの意味は知っているという人も「どんなものか詳しくは分からない」という場合が多いですよね。
この記事ではクラウドとはどんなものか、どんなサービスかについて説明します。
1.クラウドとは?仕組みを解説!
クラウドの本来の意味は雲ですが、これだけだとインターネットサービスと何の関係があるのか分からないですよね。とりあえず雲という言葉は忘れてクラウドの意味を簡単に説明すると、クラウドとは「色々なデータやソフトを手元のコンピュータからではなくネット上で利用するサービス」のことです。
これまでパソコンを使ってゲームをしたり文字を打ったり表計算をする時は、いつもパソコンにソフトのCDなどを入れてインストールしたり、もともとパソコンにあるデータを使って作業していましたよね。つまり手元のパソコンにデータやソフトウェアが保存してあって、使うたびにパソコンからそれらを引き出していました。
でもクラウドでは手元のパソコンにデータやソフトが置いてあるわけではありません。ネット上のどこかにそれらが置いてあって、必要な時にそれらの情報にアクセスして利用することができます。でもまだこれだけだとピンとこない人は多いですよね。そこでクラウドの仕組みを例えで説明したいと思います。
クラウドとは?例えで理解しよう
これから家で食事をするとしましょう。普通家で食事するとしたら、買ってきて自宅の冷蔵庫に保管してある食材を取り出して、キッチンで調理してから食べますよね。でも自分で調理する代わりにお寿司やラーメン、ピザなどを配達してもらうこともできます。配達サービスの場合、住民は届けられた料理をただ食べるだけでよく、冷蔵庫の食材もキッチンも使わずに食事ができます。
同じようにクラウドサービスではデータやソフトなどを購入して手元のパソコンに「保管」しておく必要がありません。食事の配達を注文するかのように、必要な時に使いたいサービスやデータを業者からインターネットで送信してもらって利用できます。
もちろんこれは自分のパソコンやスマホを一切使わないという意味ではありません。料理の配達の場合も、届けられた料理を自宅のテーブルや食器を使って食べますよね。同じようにクラウドサービスを利用する時も自分のパソコンやスマホなどを使います。でもソフトの購入やインストールなどしなくても、ネット上でサービスを利用できます。
ではなぜこのようなサービスがクラウドと呼ばれるようになったんでしょうか。実は詳しい理由ははっきりしていません。でも空にただよっている雲の詳しい形や大きさが地上からはよく分からないのに似ていて、ネットユーザーは色々なクラウドサービスのデータがどこに保管されていてどのように提供されているのか具体的には分からなくても使えることから、そういう名前になったのかもしれませんね。
クラウドサービスを使う場合、ユーザーはサービスを提供している業者にIDやパスワードでアクセスしてサービスを利用します。
2.クラウドの便利なサービスの例
クラウドとはどんなサービスかをさらによく理解するために、クラウドサービスの具体的な例をいくつか見ていきましょう。人気のクラウドサービスには以下のようなものがあります。
・GmailやYahoo!メール
これらのメールサービスでは、メールソフトをパソコンやスマホにダウンロードすることなくメールが送受信できます。GoogleやYahoo!などのサイトにアクセスすればだれとでも簡単にメールのやりとりができます。
・Googleカレンダー
こちらもGoogleのサービスになりますが、カレンダーでスケジュールを管理できるサービスです。サイトにアクセスすれば予定を書き込んだり閲覧できたりします。
・Dropbox
Dropboxは有名なクラウドストレージサービスです。好きなファイルをネットワーク上に保存できるので、手元のパソコンのハードディスクやSSDの容量などを気にしなくても大丈夫です。
・会計クラウドサービス
このサービスはどちらかというとオフィス向けのクラウドサービスです。会社にとって会計は重要な業務の一つですが、クラウドサービスだとパソコンに会計ソフトをインストールする必要なく、すべてネット上で記録をつけられます。
3 .まとめ
クラウドサービスは比較的最近になって注目され始めたサービスです。手元のコンピュータにデータやアプリなどをインストールすることなく、インターネットさえあればどこでも自由にいろいろなサービスを利用できます。世の中のIT化がどんどん進んでいるので、今後会社の業務でも個人のネット利用でもクラウドが人気になっていくでしょう。